2025/05/14 15:51
なんて名乗ればいいか、ずっと悩んでいるあなたへ
– 肩書きに“しっくり”を見つける、小さなタグの話

「肩書き、どうしてますか?」
この質問、すっと答えられる人って案外少ない気がします。
とくに、フリーランスや個人で活動していると、
「いろいろやっていて一言で言いづらい」と感じている人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、完璧な肩書きをひねり出そうとするよりも、
まずは「ちょっとしたタグ」みたいなものを持っておくと、
少し気が楽になります。
自分を紹介するときの小さなヒントのような言葉。
それだけで、思った以上に印象は伝わります。
肩書きじゃなく、“タグ”でいい
名刺に書くのは、役職名でなくてもかまいません。
会社じゃないから、肩書きに正解はありません。
たとえば──
「空間づくりが得意なデザイナー」
「整えるのが好きな人」
「らしさを一緒に見つける人」
こういう、ちょっとした一言でも、
「なんか気になるな」「話してみたいな」と思ってもらえることがあります。
ポイントは、“何ができるか”よりも、“どんな姿勢の人か”がにじむこと。
タグは、印象に残る自己紹介のようなものです。
タグを見つけるための3つの問い
いきなり言葉を考えるのは難しいので、
以下のような問いを使って、自分のタグを見つけてみるのもおすすめです。
・よく頼まれることって何ですか?
・過去に喜ばれたとき、どんな言葉をかけられましたか?
・自分が名乗ったとき、ちょっとだけ誇らしいと感じた言葉は?
「誰かの記憶に残る言い方」を探すために、
“他人との接点”の中にあるヒントが意外と役に立ちます。
言い換えのヒントいろいろ
言葉に迷ったときは、「タグ風に言い換える」ことで、ぐっとやさしく・印象的になります。
たとえばこんなふうに:
フリーランスデザイナー → 小さな空間を整える人
ライター → 思いをことばにする人
カメラマン → “らしさ”を切り取るひと
コンサルタント → 小さな事業の隣にいる人
形式にこだわるよりも、「自分が紹介されたらうれしい言葉」や
「相手が紹介しやすい言葉」を選ぶことが大切です。
おわりに:今の自分に合う言葉を
タグや肩書きは、肩に背負う看板じゃなくて、
“今の自分にしっくりくる”ものをひとつ持っておくだけで十分です。
しかもそれは、あとから何度でも変えていいもの。
「いまはこれが自分っぽいな」と思える言葉を
名刺やWebにそっと添えてあげると、自己紹介が少し楽になります。
自分のためのタグ、よければゆっくり探してみてくださいね。